イベント

2025.08.07(木)

JAXA×沖縄美ら海水族館
「深海と宇宙 –ふたつのフロンティア–」を共催

宇宙航空研究開発機構(JAXA)第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(所在地:茨城県つくば市)は、沖縄美ら海水族館(所在地:沖縄県国頭郡本部町)との共催で、“深海”と“宇宙”という人間が到達するには困難な代表的エリアに関する最先端の観測、研究・開発の成果についての展示をいたします。

今回の展示は、沖縄美ら海水族館のジンベエザメ「ジンタ」の飼育30年、および地球観測研究センター設立30年の記念としての特別開催となり、沖縄美ら海水族館とJAXA(宇宙航空研究開発機構)という、ふたつのフロンティアを探究する機関がタッグを組んでお届けする、初の共催イベントです。

フロア内には、幾度となく深い海の中を見つめてきたROV(小型無人潜水艇)の実機や、過酷な環境からロケット/人工衛星を保護するフェアリング(※1)やサーマルブランケット(※2)のほか、先日打ち上げた温室効果ガスや水循環を観測する「いぶきGW」をはじめとした宇宙で活躍する人工衛星の模型など、展示物を設置いたします。ROVによって海の底を探る「深海」と、人工衛星によって地球を見つめる「宇宙」。視点も手法も異なりますが、どちらも私たちの知らない地球の姿を明らかにしようとする科学の最先端、“フロンティア”です。

8月30日(土)には、沖縄美ら海水族館と地球観測研究センターの研究者による“深海と宇宙”にちなんだトークショーをはじめ、期間中の土・日曜日には、地球をモチーフとした風鈴のペーパークラフトづくり、ご来場の方にはJAXA、沖縄美ら海水族館それぞれがデザインした記念のステッカープレゼントなど、展示以外のお楽しみもご用意しております。ぜひご来館ください。

【開催概要】
名称:「深海と宇宙 – ふたつのフロンティア –」
期間:2025年8月23日(土)~8月31日(日)
時間:8:30~20:00(8月23日、24日、30日および31日は18:00終了)
会場:沖縄美ら海水族館 4Fイベントホール 参加費:無料

【イベント】
トークショー:8月30日(土)13:30~14:30
風鈴のペーパークラフトづくり:
・日:8月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
・時間:10:00~、12:00~、13:30~、15:00~、16:30~
※ 30日のみ10:00~、15:00~、16:30~となります 定員:各回8名

【JAXA 地球観測研究センター(EORC)について】
「地球観測研究センター(EORC: Earth Observation Research Center)」は、地球観測衛星のデータ取得から処理・利用研究を担当するセンターで、1995年4月に設立された。地球観測衛星によって得られたデータの品質維持のための校正検証やデータ解析手法の開発を行うとともに、得られたデータを用いた気候変動や水循環、大気環境、地殻変動などの地球科学分野の研究ならびに農業、漁業、災害対策、国土保全、インフラ管理等の分野への応用研究に取り組む。衛星データの解析・利用研究を推進し、地球環境を宇宙から把握することで、災害対策や国土の強靭化、地球規模課題の解決への貢献を目指している。
※JAXA地球観測データ利用30年

【沖縄美ら海水族館について】
「沖縄美ら海水族館」の「ちゅら」とは、沖縄の言葉で「美しい、清(きよ)らしい」という意味を持ち、自然豊かな沖縄の海を再現する展示コンセプトのもと、「沖縄の海との出会い」をテーマに南西諸島・黒潮の海に生きる多種多様な水圏のいきものとの出会いの 場を創出している。また、世界最先端の水族館として希少生物の保全・繁殖学的研究および生物学的研究を行うほか、質の高い教育の機会をすべての人々に提供し、持続可能な観光をけん引する拠点施設を目指している。日本全国の博物館のうち、法律上の位置付けがある登録博物館に認定されている。
※沖縄美ら海水族館は、「一般財団法人 沖縄美ら島財団」が管理・運営しています。

※1フェアリング:ロケットが飛行する際に、衛星を風圧や振動、摩擦熱から保護するためのカバーのこと
※2サーマルブランケット:宇宙空間において、外部から衛星に入ってくる熱を遮断するための、高い断熱性能を持つ素材

【関連リンク】
スペシャル座談会 沖縄美ら海水族館×JAXA第一宇宙技術部門「海と宇宙の最強タッグで、自然を守り、新しい世界を切り拓く。」

【お問い合わせ】
JAXA 第一宇宙技術部門事業推進部 E-mail std1-kouhou@ml.jaxa.jp

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