お知らせ

2025.04.30(水)

「地球観測データ利用に関する第一宇宙技術部門のこれまでの歩み」
JAXA地球観測研究センター(EORC)設立30周年

1995年、今から30年前にJAXAの前身である宇宙開発事業団(NASDA)が「地球観測データ解析研究センター」(EORC:Earth Observation Research Center)を設立し、それまでの地球観測データの受信・記録・処理・提供を中心とした業務から発展し、地球科学研究の推進、地球観測データの校正・検証、応用研究といった地球観測データの利用に活動の場を広げました。

設立以来、EORCは、衛星データを用いて、陸(陸域)・海(海洋)・空(大気)の様々な地球の姿を観測し、気象予報、台風や地震などの災害監視、エルニーニョなどの海洋環境や森林伐採、二酸化炭素や海氷の変化などの気候変動、農林水産業、健康といったさまざまな分野において、私たちの生活や将来への対応に欠かせない地球環境の情報を提供してきました。現在JAXAの「地球観測研究センター」という名称でこれらの活動を担っており、地球観測衛星の開発を行うプロジェクトチームや、地球観測衛星の運用管理とデータの処理・提供や利用推進を担う「衛星利用運用センター」や、国内外の宇宙機関・研究機関・大学等と連携して活動しています。

30周年を迎えた2025年度、第一宇宙技術部門では、これまでの地球観測データ利用30年の歩みを振り返り、これからの地球観測衛星データのさらなる利用研究・利用推進を発展させるため【JAXA地球観測データ利用30年】と題して、特設サイトを開設し、記事や資料をお知らせしていく予定です。是非、ご期待ください。

 (左)設立の翌年(1996年)に作成されたEORCのパンフレットの表紙
(右)現在のEORCのパンフレットの表紙

最新情報を受け取ろう

公式ソーシャルアカウント