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2026.08.26(水)

大気吸入型イオンエンジン 軌道上実証システム(ABIE-X)に
関する論文がActa Astronauticaに掲載

衛星システム開発ユニットの山本智貴さんらによる論文「ABIE-X: On-orbit proof-of-concept experiment of air-breathing ion engine」が、宇宙工学分野の代表的な国際学術誌の一つである Acta Astronautica に掲載されました。ABIE-Xは、超低軌道に存在する希薄な大気を取り込み推進剤として活用する世界初の「大気吸入型イオンエンジン」の軌道上実証を目指す研究です。

論文情報

題名: ABIE-X: On-orbit proof-of-concept experiment of air-breathing ion engine
著者: T. Yamamoto, S. Imamura, K. Nishiyama, M. Tagawa, T. Morishita, K. Tabata, Y. Saito, T. Ozawa
掲載誌: Acta Astronautica
DOI: 10.1016/j.actaastro.2026.05.049(外部リンク)

論文概要

通常の人工衛星は燃料を搭載して推進します。ABIE-Xは、地球に近い極めて低い高度を飛行する際に存在するわずかな大気を取り込み、その粒子をイオン化して推進に利用する新しいエンジンです。実現できれば衛星搭載燃料の大幅な削減や超低軌道での長期運用につながり、より高分解能な地球観測などへの応用が期待されます。本論文では、ABIE-Xのミッション構想、搭載技術、軌道上実証の考え方について紹介しています。

今後の展望

ABIE-Xは将来の超低軌道ミッションを支える可能性を持つ技術です。軌道上で大気吸入型イオンエンジンの有効性が実証されれば、地球観測衛星の性能向上や新しい宇宙利用の実現に貢献できます。今後の開発・実証の進展にぜひご期待ください。

※より詳しくABIE-Xミッションを知りたい方はこちらもご覧ください。
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/abie-x/

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