お知らせ
2026.04.08(水)
第7回宇宙開発利用大賞 総務大臣賞の受賞について
JAXA第一宇宙技術部門JDRSプロジェクトチームが、第7回宇宙開発利用大賞の総務大臣賞大臣表彰を受賞しました。詳細は内閣府のホームページをご参照ください。
※宇宙開発利用の推進において大きな成果を収め、先導的な取組を行うなど、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした事例に対し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的としています。
総務大臣賞
高速光衛星間通信を用いた実用レベルの光データ中継衛星システム
受賞者「宇宙航空研究開発機構 JDRSプロジェクトチーム」

代表者コメント:JDRSプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 山川 史郎
このたびは、栄誉ある賞を賜り大変光栄に存じます。光データ中継衛星システムの目玉は40,000km以上隔てた2つの相互に移動する宇宙機間のギガビットクラスの高速宇宙光通信技術(「光衛星間通信技術」と称されます)です。この宇宙光通信、LEO通信コンステレーションを初めとする次世代の宇宙通信のキー技術として世界中が官民ともに獲得にしのぎを削っている状況にあります。今回、早期に本技術を実現、軌道上実証を通して実用レベルで確立したことが大きな成果であったと自負しております。
宇宙光通信は実は我が国が当初から世界をリードしてきた技術です。1994年に「きく6号」(技術試験衛星VI型:ETS-VI)に旧郵政省通信総合研究所(現、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT))が光通信機器を搭載して世界初の静止軌道高度-地上間の光通信実験を実現、2005年にはJAXAが「きらり」(光衛星間通信実験衛星:OICETS)が欧州宇宙機関(ESA)の先端型データ中継技術衛星「ARTEMIS」との間でGEO-LEO間双方向通信実験を成功させるなど、JAXAとNICTで宇宙光通信技術を開拓、世界に先駆けて宇宙実証を行ってきました。
光データ中継衛星システムではこの高速光衛星間通信を用いることにより、地球観測衛星から従来と比較して大量の観測データを、より少ない遅延で、かつ国内局へダウンリンクすることができます。さらに、地球観測衛星への撮像等の指令(コマンド)を送信できる時間も大幅に広がります。「だいち」シリーズのような高分解能地球観測衛星と光データ中継衛星の組み合わせは、災害時の緊急観測に向けた強力なツールとなります。
加えて、光データ中継衛星システムは宇宙の通信インフラストラクチャとして、安定した実用レベルの運用成績を目指して計画し、実際に達成したことも私たちの誇りであり、また、今回の受賞において高く評価いただいた点であると考えております。
本成果を達成に際し、日本電気株式会社様をはじめとする製造・地上システム構築担当メーカ、運用担当企業、そして打上げ後の初期チェックアウトに多大なご協力をいただきました国立研究開発法人 情報通信研究機構様に深く感謝を申し上げます。また、本実証は開発した機器を搭載したALOS-3/ALOS-4プロジェクトチームとの共同成果でもあります。

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