お知らせ

2024.03.11(月)

三菱電機鎌倉製作所で先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)機体公開が実施されました

先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の機体公開が、2024年3月11日(月) 三菱電機鎌倉製作所にて報道機関向けに実施されました。

先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)
機体公開の様子
記者説明会の様子

機体公開では、「だいち」(2006~2011年)「だいち2号」(2014年~現在)のレーダミッションを引き継ぐ地球観測衛星である先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の実機が初めて公開されました。記者説明会では、JAXA有川 善久プロジェクトマネージャより「だいち4号」のミッション概要について説明が行われました。続いて三菱電機 防衛・宇宙システム事業本部 鎌倉製作所 衛星情報システム部 白坂 道明プロジェクト部長より「だいち4号」の構成及びその開発について説明が行われました。

先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)について

先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)は、2014年5月に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」の後継機であり、Lバンド合成開口レーダを搭載します。 新たに採用するデジタル・ビーム・フォーミング* 技術により、「だいち2号」の高い空間分解能(3m)を維持しつつ、観測幅を4倍(200㎞)に拡大し、平時における地殻・地盤変動などの観測頻度を向上させます。 これにより、発災後の状況把握のみならず、火山活動、地盤沈下、地すべり等の異変の早期発見など、減災への取組において重要な役割を担います。また、合成開口レーダと協調観測することで海洋監視に貢献するAIS(船舶自動識別装置)の受信機も搭載します。

*アンテナで受信した電波を高速にデジタル処理することで、同時にいろいろな方向の観測ができる機能です。

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