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2023.03.03(金)

シンポジウム「洪水が災害にならない社会の実現に向けて」を長野県・善光寺で開催します!

気象業務法の改正が国会で議論されている中、長時間先の洪水予報が発表できるようになる近い未来を見据え、長時間洪水予測技術の最新情報を紹介するとともに、予測技術の利活用についてのシンポジウムを開催します。

JAXAでは、東京大学生産技術研究所と共同で衛星データを活用した全球陸域水循環シミュレーションシステム「Today‘s Earth」を開発・運用しています。Today’s Earthの日本域版Today’s Earth – Japanでは、約30時間以上先までの洪水予測データの提供が可能となっており、この情報を活かした流域治水の実現を目指し、名古屋大学、長野県、あいおいニッセイ同和損保社と共同研究を実施しています(※1)。シンポジウムでは、研究対象地域である長野県において、産学官から様々な洪水予測の関係者をお招きし、それぞれの立場からご発表・ご議論を行っていただきます。

現地参加のほか、オンライン視聴も可能です。ご興味のある方は以下よりお申し込みの上、ぜひご参加ください。

日時:令和5年3月22日(水)13:30 ~ 18:00
「洪水が災害にならない社会の実現に向けて」チラシ

〇当日の登壇者と内容
【開会挨拶】(13時30分~)
科学技術振興機構未来社会創造事業「顕在化する社会課題の解決」領域 運営統括 高橋桂子 氏(オンライン参加)
長野県 副知事 関昇一郎 氏

【第一部】講演/洪水予測の最新技術とその未来(13時40分~)
6時間以上先の洪水予測・水位予測を研究・提供している、研究者や民間企業たちの最新の活動状況から、「洪水予測のいま」を紐解きます。

東京大学 生産技術研究所 同位体水文気象学 教授 芳村圭 氏
京都大学 防災研究所 水資源環境研究センター 助教 山田真史 氏
国土技術政策総合研究所 河川研究部 水循環研究室 主任研究官 土屋修一 氏
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 損害サービス業務部 担当次長 多嘉良朝恭 氏
株式会社建設技術研究所 東京本社水システム部 次長 米勢嘉智 氏

【第二部】講演/洪水予測への期待と社会のありかた(15時15分~)
1日以上先の洪水予測情報があると、企業、住民、自治体、マスコミの行動はどう変わるか。それにより社会はどう変化するか。産・学・官様々な立場から、洪水予測への期待や行動変容等について、発表します。

名古屋大学 大学院工学研究科 土木工学専攻 准教授 中村晋一郎 氏
長野県 企画振興部 DX推進課 課長 永野喜代彦 氏
NHK メディア総局 クリエイターセンター ディレクター 大石寛 氏
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本研究開発センター 防災研究所 主幹研究員 佐藤大輔 氏
東京大学 先端科学技術研究センター 共創まちづくり分野 特任助教 大津山堅介 氏

【第三部】パネルディスカッション/洪水予測の社会実装で何が変わるか(16時55分~)
気象業務法が改正となり、民間でも長時間先の洪水予測が可能となった際の未来像について、第1部、第2部の登壇者それぞれの間で、予測技術提供者またはユーザーの立場を踏まえ、ディスカッションを行います。

 Part1:第1部の講演者
 Part2:第2部の講演者

【閉会挨拶】(17時55分~)
東京大学 生産技術研究所 所長 岡部徹 氏(オンライン参加)

場所(ハイブリッド開催):
・善光寺 本坊 大勧進 紫雲閣 大広間(長野県長野市元善町492)
・オンライン(Zoomウェビナー)

定員:現地 100名、オンライン 1,000名
申込:要事前申込、以下URLより登録願います
https://forms.office.com/r/LLJkHaUFEA

問い合わせ先:z-wateradmin[a]jaxa.jp([a]を@に変更してください)

その他参考サイト
東京大学生産技術研究所HP:https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/4132/
長野県プレスリリース:https://www.pref.nagano.lg.jp/dx-promo/happyou/230222press.html

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