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2026.05.12(火)

ベトナム国家宇宙センター(VNSC)との間で
衛星データ交換に係る改訂協定を締結

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、ベトナム国家宇宙センター(以下、VNSC)との間で、「VNSCとJAXAの衛星データの交換に関する改訂協定」(2026年4月28日付)を締結しました。そして、2026年5月2日、首相府において、日・ベトナム首脳会談のためにベトナムを訪問した高市早苗内閣総理大臣とレー・ミン・フン・ベトナム首相(H.E. Mr. Le Minh Hung, Prime Minister of Viet Nam)臨席の下、石井康夫JAXA副理事長とレ・スアン・フイ(Dr. Le Xuan Huy)VNSC副所長が協定の取り交わしを行いました。

出典:首相官邸ホームページ

JAXAの「だいち2号」(ALOS-2)は、悪天候や夜間でも地表面を観測することが可能です。また、植生の観測にも優れていることから、JAXAとVNSCは、日本の「だいち2号」のデータを防災や農林業等の課題解決に用いるため、2017年9月に同協定を締結し、以降、農業分野と災害分野で協力を行って参りました。

今回の改訂協定は、「だいち2号」での観測に加え、後継機である「だいち4号」(ALOS-4)の観測データ提供を追加することで、近年多発するベトナムの水災害監視を強化するものです。
また、アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の「環境のための宇宙利用イニシアチブ(SAFE)」の一環として、VNSC主導による、水田からのメタン排出削減に向けた衛星データ活用の研究開発協力を強化します。本プロジェクトは、水田メタン抑制によるカーボンクレジット創出に向けて、「だいち2号」及び「だいち4号」データを活用し、水田の水張状況を把握することを目指すものです。気候変動対策と社会経済的便益の創出を両立する取組として、JAXAも重点的に推進しています。

本衛星データ交換協力は、日・ベトナム首脳会談で確認された「日・ベトナム間における科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーション及び経済安全保障分野の優先協力事項リスト」において、今後、日本がベトナムとの間で優先的に推進すべき具体的な協力事項の科学技術分野の筆頭として記載されました。

JAXAは、日本の政府開発援助(ODA)によりVNSCが開発中のLOTUSat-1打上げに向け、JAXAの地球観測衛星がベトナムの災害状況監視などの国土観測へ貢献すると共に、ベトナムにおける衛星データの行政利用や産業利用につながるよう、VNSCと連携して参ります。

【参考リンク】
外務省 ベトナム社会主義共和国 フン首相との日・ベトナム首脳会談(令和8年5月2日)

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