帝国書院 “旅に出たくなる地図シリーズ”
「地図で訪ねる歴史の舞台 日本」
帝国書院の”旅に出たくなる地図シリーズ”「地図で訪ねる歴史の舞台 日本」9版にJAXA高解像度土地利用土地被覆図のデータを使用した鳥瞰図が掲載されました。「地図で訪ねる歴史の舞台 日本」は現在の地図に歴史的事項を重ねた地図帳で、歴史的な事実と地図・地形を併せて見せてくれる内容となっているため、戦国時代の合戦時の動きなどをより立体的に捉えることができるようになっています。

「JAXA高解像度土地利用土地被覆図」は土地がどのように利用されているかや、何で覆われているかを分類したマップで、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)等の人工衛星で観測されたデータを活用して開発・検証が行われており、生態系評価、資源管理、災害対策等、地域や国土の保全のための基盤情報として使われています。
色によってその場所が建物などの人工構造物(赤色)が多い場所なのか、水田(青色)や畑(ピンク色)が多い場所なのかといった区分が行われています。

鳥瞰図のカラーリングには、高解像度土地利用土地被覆図の情報が使用されています。山岳地帯や低地を、それぞれ対応する土地利用・土地被覆のカテゴリに基づき色分けすることで、関ヶ原の戦いにおける布陣が立体的に表現されています。さらに、鳥瞰図では高解像度土地利用土地被覆図の水田(青色)を黄緑色に、畑(ピンク色)を黄色へと塗り替えるなど、視覚的な工夫が施されています。
JAXA高解像度土地利用土地被覆図のWebサイトと操作方法は以下からご覧いただけます。
・JAXA高解像度土地利用土地被覆図
・操作方法はこちら
<関連サイト>
・帝国書院&都市構造可視化推進機構 ジオグラフ
同様にJAXA高解像度土地利用土地被覆図のデータを使用した教材を紹介しています
・「JAXA高解像度土地利用土地被覆図」データの中学校社会科での活用事例
・「JAXA高解像度土地利用土地被覆図」データの高等学校の地理での活用事例
・土地被覆図の新たな分類の提案
「2024年 衛星画像を使った自由研究の募集」で優秀賞の受賞者とJAXA職員の対談を紹介しています
情報掲載日:2025年12月18日