こだま(DRTS) 画像

運用が終了した衛星

運用終了

こだま(DRTS)

データ中継技術衛星

ミッション

地球観測衛星や国際宇宙ステーションと地上局の間のデータを中継

人工衛星と地上間のデータ伝送をアシスト

「こだま」は日本が初めて打ち上げたデータ中継を専門とする人工衛星です。 質量は約1,500kgと、最近の静止衛星としては中型サイズです。「こだま」は、 下の2つの大きなアンテナで地球観測衛星や国際宇宙ステーションと地上局の間のデータを中継します。


国際宇宙ステーションや地球観測衛星など、中低高度の地球周回軌道を飛行する宇宙機が地上局と直接通信を行う場合は、それらの宇宙機が地上局から見える範囲を飛行していることが前提となります。
たとえば高度700kmの宇宙機では、ひとつの地上局と通信が確保できる時間は1回の可視あたり10分間程度です。 そのため、連続した長時間の通信を必要とする場合は、世界各地に多数の地上局を設置する必要があります。
しかしデータ中継衛星を用いた通信では、静止軌道上に配置されたデータ中継衛星で地上局と高度1000km以下の軌道を飛行する宇宙機との通信を中継することにより、飛躍的な通信可能範囲の拡大を図ることができるのです。 そのため、データ中継衛星を使用することによって、国土が限られたわが国においても僅かな地上局で宇宙機との通信範囲を飛躍的に広めることができます。

ネットワーク実験

「こだま」では、従来から宇宙通信に広く用いられてきた周波数であるSバンド(2GHz帯)に加えて、Kaバンド(20~30GHz帯)を用いることにより、数百Mbpsの高速で大容量データの通信を行うことが可能になります。 このデータ中継実験を通して、宇宙ネットワーク運用技術を修得します。

「こだま」の形状や搭載パーツについて

①フィーダリングアンテナ
地上局の通信やデータの送受信に使用します。

②太陽電池パドル
軌道上において太陽光を電池エネルギーに変換し、衛星に必要となる電力を供給します。

③衛星間通信用アンテナ
国際ステーションや地球観測衛星との通信やデータの送受信に使用します。

仕様

「こだま」の仕様・打上げ

軌道(Orbit) 東経90.75度(Longitude 90.75 deg. East)
発生電力(Electric Power) 2100W以上(more than 2100W)
形状(Size) 衛星構体(Structure) 2.2m×2.4m×2.2m
太陽電池パドル
(Solar Array Paddle)
2.4m×7.3m(1翼あたり)
衛星間通信アンテナ
(Inter-Satellite Communication Antenna)
開口径約3.6m(Aperture Diameter Φ3.6m)
フィーダリンクアンテナ
(Feeder Link Antenna)
開口径約1.8m(Aperture Diameter Φ1.8m)
設計寿命(Mission Life) 7年(7years)
ミッション機器
(Mission Equipment)
Sバンド衛星間通信機器(S-band Inter Satellite Communication Equipment)
Kaバンド衛星間通信機器(Ka-band Inter Satellite Communication Equipment)
Kaバンドフィーダリンク機器(Ka-band Feeder Link Equipment)
打上げ年月日 2002年9月10日
打上げロケット H-IIAロケット3号機

関連情報

用語集
国際宇宙ステーション

日本実験棟「きぼう」

関連サイト
JAXAトップ 「こだま」サイト

ニュース ロゴ画像最新情報

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