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衛星をあやつって運用するって面白いですよ

統合追跡ネットワーク技術部手塚 幸広

Q.手塚さんが現在担当されているお仕事を教えてください。

A.高度600kmくらいのところを飛んでいる人工衛星が取得した地球観測データなどを、データ中継技術衛星「こだま」を中継して地上に送るシステムを宇宙ネットワークといいます。 私は、その「こだま」を使った宇宙ネットワークの運用計画を立てたり、ALOS(陸域観測技術衛星) やJEM(国際宇宙ステーションの日本の実験棟)の運用に必要な準備や試験をしています。 この夏に打上げるOICETS(光衛星間通信実験衛星)、ALOSとの試験は終了し、宇宙に行ってもきちんと運用を行えることが確認できました。後は打上げを待つばかりです。

Q.運用計画はどのくらいのペースで作られているのですか?

週一回、水曜日に更新されます。

Q.どんなときにやりがいを感じますか?

画像:統合追跡ネットワーク技術部 手塚 幸広

宇宙ネットワークは、データを中継するための中継衛星と、中継したデータを受信する地上局とで成り立っているので、「衛星」と「地上」両方の知識が必要になります。 宇宙ネットワークを担当する前は主に地上局の仕事をしていたので、衛星は私にとって新しい分野。「衛星を運用していく」ということがどういうことか体験できてとても有意義です。衛星をあやつって運用するって面白いですよ。

Q.現在担当されているお仕事で苦労した話を聞かせてください。

こだま」との通信は周波数の高い電波を使用していますが、周波数の高い電波は雨に弱い性質があるので、夏場の通り雨にはいつも困らせられます。 筑波からみると「こだま」は南西の方向に見えているので、取手あたりで雨が降っていると影響を受けやすいです。ひどい雨になると「こだま」と通信ができなくなってしまうこともあります (…といっても、地上の設備では、雨が降って電波が弱くなっても、「こだま」に届く電波が一定の強さになるように調整する機能を持っていますので、簡単に通信が途絶えてしまうことはありませんが)。

Q.通信ができなくなってしまいそうなときはどうするのですか?

「こだま」がデータを中継するための指令を出す設備は筑波宇宙センターと地球観測センター(埼玉県鳩山)の2箇所にあるので、 「雨がどの程度降ったらつくばから鳩山に交換して運用しなさい」というようなマニュアルに基づいて変更を行い運用しています。雨雲が何処から来て何処に行くのかによって、つくばと鳩山のどちらで運用するのがいいのか見極めるのがとても難しいです。
そのため、私の担当業務としてさっき言った事のほかに、「こだま」との通信が雨によってどのような影響を受けるのか、といったデータの取得もしています。

Q.手塚さんが宇宙開発を志したきっかけはなんだったんですか?

私は、小学校5年か6年のころに筑波科学万博やスペースシャトルの打上げで盛り上がった世代です。 また、親に叱られ、お仕置きのため実家のベランダに出されていましたが、そのとき一定の速度で横に移動する流れ星を見て、後からそれがスペースシャトルの帰還だったことをニュースで知り感動しました。 このころから、宇宙に興味があったのだと思います。あと、中学生のころ趣味でアマチュア無線をやってたので、無線関係の仕事はやりたいと思ってました。

Q.今後会社でどんなことをやりたいですか?

画像:統合追跡ネットワーク技術部 手塚 幸広

無線設備に関わる仕事が好きですので、やはり追跡ネットワーク(現所属)で継続して仕事がしたいです。今後の衛星が、地上ネットワーク・宇宙ネットワークを意識せずに、あたかもインターネットをしているような感覚で使えるようになることが理想でしょうか。
中継衛星を使って、惑星探査ミッション衛星とのネットワークも出来たら良いですね。

Q.宇宙開発をしていなかったら、今何をしていると思いますか?

手品師かな? マギー審司に似てると言われるので… (^^;)ゞ
板前とかコックとか、料理に関する仕事をしていたかもしれません。お酒が好きなので、一人暮らしのときは酒のつまみとかよく作ってました。

Q.マイブームを教えてください!

画像:統合追跡ネットワーク技術部 手塚 幸広

マイブームという訳ではないですが、最近、友人の結婚式が立て続けにありまして、余興で「氣志團」の曲を踊りました。慣れると結構楽しいです。

最後に読者へ一言お願いします!

最近は宇宙に関してもコンテンツが大事だなと感じています。
些細なことでも疑問を持ち、それが発展してライフワークになると素敵です。軽い感じで「宇宙でこんなことやったら面白いよね」といった話が出来たら良いですね。

過去のインタビュー一覧

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画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
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