JAXA(宇宙航空研究開発機構)第一衛星利用ミッション本部では、地球観測衛星、通信・測位衛星を中心とした安全、安心で豊かな暮らしを実現する人工衛星を開発しています。
人工衛星プロジェクトを支えている人たちにインタビューしました。

2006年2月、打ち上げられたばかりの地球観測衛星「だいち」から、初の撮影映像が地上に届いた。「すごいぞ」「ここまで見えるのか!」。そこに映っていたのは富士山の雄姿だった。美しい稜線、ふもとの山々、甲府盆地の街並み。細部まで描かれた画像に、誰もが息を飲んだ。
「だいち」の快挙を最も喜んだ一人が、日本における地球観測衛星の開発に初期から携わってきた道浦俊夫だった。しかし彼は心の片隅で、「これではまだ見えていない」と、さらなる高性能化を誓う。脳裏にあるのは、阪神淡路大震災で倒壊した実家の姿。神戸出身の道浦には、衛星の力で災害から人々を守るという強い思いがあったのだ。
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