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移動体通信を今よりももっと便利にする

きく8号(ETS-VIII)グループ砂川 圭

Q.現在、砂川さんが担当されているお仕事は?

A.ETS-VIIIという技術試験衛星の開発を担当しています。
ETS-VIIIは、移動体通信を今よりもっと便利にすることを目的とした技術試験衛星です。
この衛星は、LDRという大きなアンテナを2つ持っています。このアンテナは大きさがテニスコートくらいもある大きなもので、打上げるときは細長く折りたたまれてロケットにつまれます。ちょうど折り畳み傘のように、宇宙でゆっくりと開きます。
このアンテナを使うと、私たちが使う地上の衛星通信機器を携帯電話サイズまで小型化することができます。このような技術を使えば、災害が起こったときや、山の中、海の上などでも、通信を行うことができます。 今の携帯では弱いところを補うことができるようになると思います。

Q.プロジェクトチームの中での砂川さんの担当は?

主に姿勢制御系と化学推進系を担当しています。
姿勢制御系というのは、人工衛星のアンテナがずっと地球の方向を向いているようにしたり、太陽電池パドルが太陽の方向を向いているようにするために、人工衛星の向きを制御するものです。
化学推進系というのは、人工衛星についている小型のロケットエンジンのことです。ロケットで打ち上げられた人工衛星が静止軌道に移るときや静止した位置を保つとき、また姿勢を変えるときにも使います。 人工衛星は使い終わったらその軌道を外れて、場所を次の人工衛星に譲りますが、そのために軌道を外れるときに最後に使うのもこのエンジンです。

Q.どんなときにやりがいを感じますか?またどんなときに苦労しますか?

画像:きく8号(ETS-VIII)グループ 砂川 圭

現在ETS-VIIIはフライトモデルの製造が終わり、設計どおりきちんと動くか確認する試験をロケットの打上げ環境や宇宙の環境を模擬した中で行っているところです。
開発に関わったものが、実際に形になってうまく動いた時はもちろんうれしくなります。
一方でうまく動かなかったり不具合が出たときは苦労しますが、その原因を探り当てて乗り越える経過は逆にやりがいがあるものでもあります。
入社してすぐ担当したETS-VIIはもう既に打上げられていて運用段階から参加したのですが、ETS-VIIIは開発段階から携わっているので、また違ったやりがいを感じています。来年の打上げを楽しみにしています。

Q.宇宙開発を志したきっかけは何ですか?

小学生の頃から、乗り物好きでした。宇宙で言えば、最初はロケットに乗ってみたかったですね。機械いじりも好きだったので、作るほうでもいいかなと思うようになりました。 大学の受験のときに失敗して航空宇宙関係の学科には入れなかったのですが、宇宙機に関わる仕事に就く方法はそれ以外にもたくさんあるということはあとから知りました。そこで就職活動で再チャレンジしました。 結果的に宇宙開発に携わる仕事につけて良かったです。

Q.将来は、どんな仕事がしたいですか?

たとえば宇宙船とか、いろいろな所でいろいろなことができる宇宙機の開発ができればいいですね。SFに出てくるような。
まずはまだまだ学ばなければいけないことがたくさんありますから、経験を積んで専門知識を身につけつつ、開発現場で仕事をしていきたいと思っています。JAXAに入らなくてもメーカの技術者になっていたと思います。 ものづくりに携わっていたいという気持ちがあります。

Q.マイブームは何ですか?

画像:きく8号(ETS-VIII)グループ 砂川 圭

オートバイとスキーが趣味です。ブームというか学生時代から飽きずに続いています。北海道生まれですが、スキーは大学生になってから本格的にはじめました。先シーズンにやっと準指導員の資格が取れたところです。 雪のないシーズンは、オートバイであちこち出かけることが多いですね。北海道は帰省がてら毎年ツーリングに行っています。
定年後でもバイクに乗ったり、スキーをしたり(体力が残ってればですけど・・・)できればいいなと思ってます。

Q.最後に読者の方々へ一言お願いします!

宇宙には、まだまだ、いろんな可能性が残されていますし、開発していくことによって、宇宙関係の仕事も増えていくと思います。 「アメリカの西部開拓」のように「宇宙を開拓」していくことによって、たとえばビジネスチャンスが増えるとか、景気も良くなるとかすればいいなとも思ってます。
そんな可能性がいっぱいの宇宙に興味を持ち続けて下さいね。

過去のインタビュー一覧

本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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