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初めてセンサが画像を撮影した時に、
じっくりとやりがいを感じたい

だいち(ALOS)プロジェクト松本 暁洋

Q.松本さんが現在担当されているお仕事を教えてください。

A.私はALOSという陸域観測技術衛星の(ALOSには3つのセンサを搭載しているのですが、そのうちの)2つの光学センサの開発に携わっています。

Q.「光学センサ」について簡単に説明をお願いします。

「光学センサ」という表現を使うと難しく聞こえるかもしれませんが、「空飛ぶ巨大なデジカメ」と思ってもらえるとわかりやすいと思います。 要は宇宙から地球の写真をとっているわけですね。まあ、そういった機械の開発に携わっているわけですが、具体的には、センサの性能を試験する項目を考えたり、試験データを評価して、正しく性能が出ているか確認したりしています。

Q.現在担当されているお仕事でどんなときにやりがいを感じますか?

今は打上げに向けて衛星としての最後の試験に向けた準備をしている段階なので、達成感を覚えるフェーズじゃないんですが、この苦労を超えて人工衛星が打上がった時、 そして初めてセンサが画像を撮影したその時にじっくりとやりがいを感じたいと思ってます。

Q.現在担当されているお仕事で苦労したお話を聞かせてください。

衛星自体の開発はほぼ完成に近づいているので、現在は衛星を軌道上で正しく動作させるための「運用」について悩むことが多いです。
人工衛星が正しく軌道上で動作するためには様々な運用上の制約があり、様々な状況に対応する運用手順を準備しなければならないため、これを整理するのが非常に大変な仕事です。

Q.松本さんが宇宙開発を志したきっかけはなんだったんですか?

画像:だいち(ALOS)プロジェクト 松本 暁洋

学生時代はレーザ光の波長変換デバイスを作るという極めて「ミクロ」な世界の研究をしていました。そんな時、研究室の先輩から宇宙開発の話を聞き、筑波宇宙センターを見学しました。あまりのスケールの大きさに圧倒されましたね。
それ以来、宇宙開発の仕事に惹かれていきました。今までやってきた研究とは違うことをやりたいという気持ちもありました。
就職活動中に見た映画「アポロ13」にも後押しされたかな。「アポロ13」の登場人物達には憧れを覚えたものです。

Q.やっぱり宇宙飛行士にあこがれているんですか?

うーん、宇宙飛行士にはあこがれたけど、今はどちからというと宇宙開発が地球上の人々の生活にどう役に立つのかという方に興味がありますね。例えば人工衛星はその一つだと思ってます。
ま、明日行ってもいいよって言われたら行ってしまうかもしれないけど(笑)。

Q.今後JAXAでどんなことをやりたいですか。

私がALOSプロジェクトに参入した時はすでに衛星の形は決まっている段階だったので、今後は衛星の青写真を作る「概念設計」の段階から携わってみたいですね。 地球観測衛星をもう一回やりたいかな。スキーヤーなので特に地球環境は気になるし・・・。

Q.宇宙開発をしていなかったら、今何をしていると思いますか?

何をしてたでしょうかね・・・。
ビールが好きだから地ビール工場でも興して日本一うまい地ビールの開発でもしてたかも(笑)。

Q.マイブームを教えてください!

画像:だいち(ALOS)プロジェクト 松本 暁洋

マイブームではないんですが、最近よく耳にする「過去最高」とか「史上最多」って言葉が気になりますね。
真夏日もそうだし、アテネオリンピックのメダル数、台風上陸数、なるかイチローの最多安打記録更新・・・。
とにかく今年は「過去最高」が多かった気がします。自分の中でも過去最高の何かを見つけたいと思ってます。

最後に読者へ一言お願いします!

人類が初めて飛行機を飛ばしてからまだ100年しか経っていないのですが、その100年間での世の中の技術の進歩は目覚しいものだと感じます。
人それぞれが抱く、「こんなことができたら」という思いと、「その実現」に向けた活動が世の中を進化させるのだと思います。宇宙開発に限らず、常に「こんなことができたら」という思いを持つこと、それに向けて活動をすることが大切なのだと考えてます。

プロフィール

画像:だいち(ALOS)プロジェクト 松本 暁洋

松本 暁洋(まつもと・あきひろ)

千葉県出身。東北大学大学院工学研究科にて電子工学を専攻。
学生時代のアルバイトはスイミングスクールの先生や家庭教師、お菓子の販売員などマルチにこなしていらっしゃったとか。
東北大学出身なのでスキーはお手のもの。体育大学のラガーマンのような爽やかな風貌に似合わず暑いのが苦手という松本さん。

過去のインタビュー一覧

本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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