JAXA(宇宙航空研究開発機構)第一衛星利用ミッション本部では、地球観測衛星、通信・測位衛星を中心とした安全、安心で豊かな暮らしを実現する人工衛星を開発しています。
人工衛星プロジェクトを支えている人たちにインタビューしました。
日本で始めての人工衛星打上げから数十年がたち、衛星を利用したサービスは私たちの暮らしにとても身近な存在となっています。特に衛星放送はみなさんにもおなじみだと思いますが、実は私もプロジェクトに参加していたんです。当時はやっと仕事に慣れてきた頃でしたが、苦難の連続だったこともあり、「本当に人工衛星を利用した放送が人々に受け入れられるのだろうか」という疑問符をかき消しながら、必死にプロジェクトに食らいつく毎日でした。しかし打上げから数年で、衛星放送はもう当たり前のサービスとして広く浸透していったんです。私が関わっていた技術が、世の中の人々にまったく自然に受け入れられている…この事に驚きと感動を覚え、今でも衛星放送の受信アンテナを見るたびに「あれは私達が手がけたものなのだ」と強く思い返します。プロジェクトを成功させれば、必ず時代が一歩先に進む―これこそが宇宙開発の醍醐味であるし、さまざまな困難に立ち向かうための力の源になっていると私は思います。
OICETSプロジェクトが見据えているのは、少し先の未来です。将来、本格的な宇宙時代がきっと訪れる。そのときのために、コンパクトな衛星間ネットワークの形成のために必要な技術を実証しておくことは、宇宙開発全体の礎となる大きな意義のあるものだと私は思っています。OICETSプロジェクトは決して順調で平坦な道のりではありませんでしたが、仲間とともに幾度もの困難を乗り越えてきたという誇りと、皆さんの暮らしをもっと便利で豊かにしたいという強い願いを胸に、これからも頑張りたいと思います。
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