ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここからサイト内共通メニューです。
サイト内共通メニューを読み飛ばす。
サイト内共通メニューここまで。
ここから本文です。

いつでもどこでも、どんなときでも
安心して通信を行うことができる環境を提供したい

きく8号(ETS-VIII)プロジェクトマネージャ辻畑 昭夫

先の新潟中越地震はみなさんの記憶にも新しいところだと思います。一刻も早く人々の安否を確認し救援対策を講じなければならないのに、地上の通信網が破壊されてしまったためになかなか情報が入ってこない。やっとブラウン管に映し出された凄惨な被災地の様子を目の当たりにして、「きく8号(ETS-VIII)が間に合っていれば、その後の対策が円滑にできたのに」と非常に悔しい思いをしたことをハッキリと覚えています。いつでもどこでも、どんなときでも安心して通信を行うことができる環境を提供するということは、私のライフワークともいえる大きな課題です。

きく8号は、大型アンテナでありながら鏡面の精度を高く持たなければならないという、きわめて高い技術レベルを要求するプロジェクトです。そのため、世界で大型アンテナの設計・製造技術を持つ国は、たった2国(日本、米国)しかありません。このように技術の最先端のプロジェクトに参加している以上は、より優れたものを絶対に自分が一番乗りで成功させてみせるんだという強い意思を持って臨んでいます。

このプロジェクトで一番やりがいを感じる部分は「成功すれば確実に技術が進歩する」というところです。常にその時点での技術的な限界点と戦いながら、通信衛星の次の世代を切り開き、少しでも良いサービスを実現するために日々チャレンジを繰り返しています。 また、ETS-VIから通信衛星に携わってきた経験から、私は「通信は国の神経である」という持論を持っています。情報が的確に伝わるということ、通信インフラをしっかりさせることは、防災や社会安全の面からも日本にとって非常に重要なことなのです。

冷静な判断力と同時に、未知の技術にチャレンジする強い精神力が求められる難しいプロジェクトですが、人々が安心して暮らせる社会を実現するために精一杯頑張ろうと思っています。

プロフィール

画像:きく8号(ETS-VIII)プロジェクトマネージャ 辻畑 昭夫

辻畑 昭夫(つじはた・あきお)

自然を遊び相手にのびのびと育った少年時代。どこにでもいるいたずらっ子だったという。成長するにつれ理系への適正に気づき、自然と技術系の道へ。大学時代に機械工学を専攻したこともあり、技術開発に大きな魅力を感じてNASDA(現JAXA)へ。ETS-VIから通信衛星に携わり、きく8号ではプロジェクトマネージャに着任。

関連情報

過去のインタビュー一覧

本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
ページTOP