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暮らしに密着した人工衛星プロジェクト

だいち(ALOS) プロジェクトマネージャ富岡 健治

みなさんは「日本には数十年前の測量データしかない地域がある」と言われたら信じますか?本当にそういった古いデータしかない地域があるんです。もちろん長い年月が経っているので、地形も大きく変わっているかもしれません。ロボット大国なんて言っている日本でさえこういった状況があるのですから、世界には詳細な地図のない地域がそれこそ山のようにあるわけです。そして、地図が整備されていないために土地利用や災害対策で苦労している地域も多いのです。

土地利用や農業技術の進歩、利便性の向上などポジティブなニーズはもちろんですが、折しも大災害が続き、環境破壊の監視や温暖化による海面の上昇、森林の砂漠化や地域紛争による民族の移動など、だいち(ALOS)のニーズはネガティブな分野でも広がってきています。ALOSによる正確で詳細な地図を作るためのデータは、目に見える形での国際貢献として世界中の人々に求められているのです。

人工衛星プロジェクトは「こういった技術が開発されました、それを有効に活用するには…」といったように“ハードありき”で始まることが多いのですが、ALOSは「人工衛星を利用して高分解能の地図を作成する」という“目的から始まった”珍しいプロジェクトで、技術検証衛星ながら非常に実用に近いところを狙っています。25000分の1の地図を作成するための技術がぎっしり詰まったALOSは、きっと気象衛星と同じぐらいポピュラーな人工衛星として、世の中に浸透していくのではないでしょうか。未知なる技術的分野を切り拓くといった派手さはありませんが、世界中の人々の暮らしに密着した人工衛星プロジェクトであることに魅力を感じています。いつか近い将来、皆さんが目にする地図の片隅に「ALOS」という小さなクレジットが入る日を夢見て、最後まで全力投球でプロジェクトに臨みたいと思っています。

プロフィール

画像:だいち(ALOS) プロジェクトマネージャ 富岡 健治

富岡 健治(とみおか・けんじ)

小・中・高の得意科目はなんと体育と音楽。数学は苦手だったという。高校生の頃、内之浦でのおおすみの実験の報道を見て、宇宙関連の仕事に興味を抱く。大学で機械を学び、その後設計フェーズの仕事を希望してNASDA(現JAXA)の門を叩く。オフでは釣りをはじめとする様々な趣味に本格的に打ち込む顔を持つ。

関連情報

過去のインタビュー一覧

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画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
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