人工衛星プロジェクト きずな(WINDS)をご紹介します。
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友達同士でメールをやりとりしたり、オンラインショッピングを楽しんだり、映像や音楽をダウンロードしたり・・・。もはやインターネットは、私たちの生活にとって無くてはならないものになりました。
しかし、すべての人々が同じようにインターネットを利用できるかというと、実はそうでは無いのが現状です。日本国内の一部やアジア周辺諸国には、インターネットが行き届かない地域がまだまだたくさんあるのです。
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今後ますます重要になってくるインターネット通信をよりよいものにするために、大容量・超高速の通信サービスを多くの人々に提供することがきずな(WINDS)の目的です。

デジタル・ディバイドの解消に役立つ
デジタル・ディバイドとは「情報を持つ人」と「情報を持たない人」との格差のことで、インターネットの普及に伴う情報化社会の発展とともに、この差がますます広がるのではないかということが深刻な問題となっています。
インターネットは人口の多い都市部から普及していく傾向があります。逆に、都市から遠く離れた山間部や離島では1回線あたりの整備コストが高くなってしまうため、地上だけでネットワークを整備するのは難しい、というのが現状です。
きずな(WINDS)を使った通信は大掛かりな地上制御局を必要とせず、CS放送アンテナとほぼ同じ大きさ(直径45センチ程度)のアンテナを設置すれば、最大155Mbpsのデータ受信が可能になります。地上からの整備が難しい地域でも、アンテナさえあれば都市部とまったく変わらない条件でインターネットを利用することができるようになります。
デジタル・ディバイドを解消し、日本中どこでも、すべての人々が平等にインターネットを利用できる豊かな社会をつくるために、きずな(WINDS)は重要な役割を担っています。
いつでもどこでも高度な医療を提供できる「遠隔医療」に役立つ
突然の事故や思わぬ急病。こういった一刻一秒を争う事態でも、離島や僻(へき)地などでは高度な医療を提供することが難しいことがあります。
きずな(WINDS)が提供する大容量・超高速データ通信を利用すれば、遠く離れた都市の専門医師に、患者の状況をハイビジョンレベルの鮮明な画像で正確に伝えることができます。これにより専門医師が患者の状況を判断し、現地の医師に最適な処置を指示する「遠隔医療」が可能になるのです。

世界中の学校や研究者同士の交流に役立つ
人工衛星を利用したインターネットは、教育分野でも非常に注目されています。例えば、マレーシアの大学、タイの大学、日本の大学をそれぞれインターネットで繋ぎ、オンラインで意見交換。世界中の人々と自由にやりとりができることは、インターネットがもたらした大きなメリットのひとつです。
しかし、今までの人工衛星を利用した通信は途中にいくつもの中継基地を経由させる必要があったため、会話に時間差が生じてしまい、どうしても一方通行のコミュニケーションになってしまうという問題がありました。
きずな(WINDS)を利用すれば、広い範囲に散らばる数ヶ所の端末を直接つないで、同時に通信することが可能になります。参加者同士がお互いに自由にやりとりをすることができるので、まるで一緒の授業に参加しているかのようなストレスのないコミュニケーションが実現します。
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宇宙から災害速報を届ける
突然襲ってくる自然災害。起こってしまった災害の被害を最小限にとどめるためには、被災地の状況を正確に把握することが重要になります。そのためのデータは詳細であればあるほど役に立ちますが、高解像度の画像データを転送するためには非常に時間がかかる上、送受信のためのアンテナを設置するためにも大掛かりな作業が必要です。
きずな(WINDS)を利用した大容量・超高速通信は比較的小型のアンテナで送受信を行えるため、スピーディーに高解像度の画像データを転送することが可能です。災害などの緊急時にもきずな(WINDS)は貢献します。
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より暮らしやすいIT社会を目指して通信衛星を使った「宇宙インフラ」を築いていきます。
インターネットや衛星デジタル放送など、私たちの暮らしをより豊かで便利にしてくれるIT (Information Technology)。そのIT社会の発展に向け、次なる一歩を踏み出すために欠かせない基盤技術が、衛星により構成される「宇宙インフラ」です。
はるか36000kmも離れた宇宙にある衛星を利用することで、日本はもとより、アジア太平洋地域までを含む広範囲地域に対して、同時に、しかもより高速・大容量の情報を効率的に伝えることができます。
i-Spaceとは、最先端のIT技術の上に築く、将来の「宇宙インフラ構想」のことです。この計画では、技術試験衛星VIII型 (ETS-VIII)、超高速インターネット衛星 (WINDS)、研究中の準天頂衛星初号機「みちびき」等を用いて、インターネット、教育、医療、災害対策、ITSなどの各分野における衛星利用を推進するための技術開発や実証実験を行います。



