人工衛星プロジェクト きく8号(ETS-VIII)をご紹介します。
太陽電池パネル
軌道上において太陽光を電気エネルギーに変換し、衛星に必要となる電力を供給します。アンテナ給電部
送受信をつかさどる役割を持っています。![]()

高度約3万6000kmの円軌道を毎秒約3kmの速度で周回しています。地球の自転と見かけ上同じ速度で同じ方向に飛ぶ軌道なので、地球から見ると止まっているように見えます。これを静止軌道といいます。
技術試験衛星VIII型 (ETS-VIII: Engineering Test Satellite-VIII)
JAXAは、人工衛星の共通基盤技術の開発を目的として、これまでETS-IからETS-VIIまでの技術試験衛星 (ETS) シリーズとして時代に必要な様々な衛星の技術開発を行ってきました。
きく8号の目的は、21世紀初頭に必要となる携帯型端末での移動体通信技術や将来の測位衛星技術を開発・習得することです。そのためきく8号には世界最大級の最大外形19メートル x 17メートルのアンテナ (テニスコートくらいの大きさ) を2つ、高出力中継機、衛星搭載型交換機、原子時計などを搭載しています。
衛星の重量はおよそ3トンで、今後の大型静止衛星に共通して使える衛星バスも開発して使用します。これらの機器により静止衛星としては世界最大級のサイズとなり、現在の携帯端末と同程度の大きさの端末から日本列島全域をカバーする静止衛星との直接更新を可能にし、携帯端末で「いつでもどこでも」通信可能なシステムを提供します。



