人工衛星プロジェクト EarthCARE/CPRをご紹介します。
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EarthCAREは、地球の周りを高度約400〜450kmという低軌道を周回する予定です。これは、東京から神戸までの距離とほぼ同じです。
雲エアロゾル放射ミッション EarthCARE(Earth Clouds, Aerosols and Radiation Explorer)
EarthCAREは、日本と欧州が協力して開発を進める地球観測衛星です。搭載する4つのセンサ(雲プロファイリングレーダ、大気ライダー、多波長イメジャーおよび広帯域放射収支計)により、雲、エアロゾル(大気中に存在するほこりやちりなどの微粒子)の全地球的な観測を行い、気候変動予測の精度向上に貢献します。
気候変動予測は、コンピュータによるシミュレーションで行われていますが、このシミュレーションの正確さは、自然現象をいかに正確に反映しているかが重要になります。しかし、気候変動に関係する自然現象がすべて明らかになっているわけではないことなどから、現在の予測には不確実性が生じています。この不確実性が生じる要因でとりわけ大きいと言われているのが、地球大気の放射収支における雲やエアロゾルの効果です。
EarthCAREでは、これまで十分な観測が行われてこなかった鉛直方向の雲粒やエアロゾルの分布、雲粒が上昇・下降する速度の計測等を行い、雲、エアロゾルとそれらの相互作用による放射収支メカニズムを解明して、気候変動予測の精度を向上させることが期待されています。
JAXAは、情報通信研究機構と共同で、W-band(94GHz)において世界初の衛星搭載ドップラーレーダである雲プロファイリングレーダ(CPR:Cloud Profiling Radar)の開発を担当しています。



