JAXA(宇宙航空研究開発機構)第一衛星利用ミッション本部では、地球観測衛星、通信・測位衛星を中心とした安全、安心で豊かな暮らしを実現する人工衛星を開発しています。

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人工衛星プロジェクト こだま(DRTS) ミッション

人工衛星プロジェクト こだま(DRTS)をご紹介します。

こだま(DRTS) データ中継技術衛星

概要ミッション技術と開発スケジュール仕様プロジェクトの目的

ミッション1 長時間の衛星通信を可能にするために

私たちの生活に役立たてるために、宇宙で様々な活動を行っている人工衛星ですが、その中でも低い軌道を回る地球観測衛星や国際宇宙ステーション(ISS)は、なんと秒速数kmというものすごいスピードで飛行していて、約90分で地球を一周してしまいます。そのため、地上局とデータの送受信を行うチャンスは、人工衛星やISSが日本の上空を通過するほんのわずかなタイミングだけ。これでは、せっかく取得した貴重なデータも少しずつしか送信できず、データをやり取りするために多くの時間を費やさなければいけません。また、今後、ISSに取り付けられる日本実験棟「きぼう」との通信も、時間やデータ量の制限を受けてしまいます。

ミッション2 地上と宇宙をがっちりつなぐ、データ通信の名アシスト

【画像】ミッション2 地上と宇宙をがっちりつなぐ、データ通信の名アシスト

そこで、低い軌道を回る人工衛星やISSの日本実験棟「きぼう」との通信を中継してくれる人工衛星、それが「こだま (DRTS) 」です。赤道上36,000kmという高い軌道にピタリと静止し、日本がある側の半球をほぼカバー。人工衛星と地上局の両方を視野に入れながら、正確にデータをキャッチして地上局へ送り届けます。これにより通信可能な時間が大幅に増え、リアルタイムでのデータのやりとりに非常に役立ちます。地球観測衛星も日本実験棟「きぼう」も、それぞれ重要な役割を担っていますが、「こだま (DRTS) 」無しでは本来の力を発揮できません。「こだま (DRTS) 」はそれらの活動を裏で支える、無くてはならない存在なのです。


【画像】宇宙ステーションとの通信に役立つ

宇宙ステーションとの通信に役立つ

国際宇宙ステーション(ISS)に日本の実験棟「きぼう」が取り付けられると、日本の宇宙飛行士も1年の半分を宇宙に滞在することになります。しかし、ISSは低い軌道を飛んでいるため、日本の上空をあっという間に通過してしまいます。宇宙飛行士たちとの毎日の連絡や、実験・観測データの送受信が日本の上空だけでしか出来ないとなると、たいへん不便ですし、万一のことがあった時にも心配です。なるべく長い時間、地上と宇宙の間を通信できる状態にするということは、とても大事なことなのです。「こだま (DRTS) 」は地上との通信を安定化して宇宙で行われている様々な活動をサポートするという、とても重要な役割を持っています。


【画像】地球観測衛星との通信に役立つ

地球観測衛星との通信に役立つ

陸域観測技術衛星(ALOS)は、上空約700kmという低軌道から地上のどんな場所でも細かく観測できる高性能なセンサを持っています。災害時の状況把握や救助活動など、私たちの生活に大きな貢献が期待されています。しかし、肝心なときに日本上空を通過しないのでデータを送受信できない、なんてことでは困ってしまいます。そんなときでも「こだま (DRTS) 」がいれば安心。「こだま (DRTS) 」からALOSが見えている間なら、どこからでもデータを正確にキャッチして、確実に地上局に送り届けます。ALOSの活躍を影で支える縁の下の力持ち。それが「こだま (DRTS) 」なのです。



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