ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここからサイト内共通メニューです。
サイト内共通メニューを読み飛ばす。
サイト内共通メニューここまで。
ここから本文です。

運用の準備

うまくいった時の対応だけでなく、非常時の復旧手順など、あらゆる事態を想定した入念な準備です。多くのマンパワーを投入した臨時組織を発足させます。

運用の準備

人工衛星の運用はロケットで衛星が打ち上げられた後から始まりますが、運用するための準備作業はロケット打ち上げ前から始まります。

運用の準備作業は大きく分けて2つの段階に分かれていて、最初に運用準備会 (MSCB: Mission Support Control Board) と呼ばれる会が作られます。その後打ち上げの4ヶ月くらい前になると追跡管制隊と呼ばれる組織が作られます。

“運用準備”に関わる人々

運用準備会 (MSCB)

画像:ALOS ETS8 運用サーバ

運用準備会では、衛星の運用の仕方を考えたり、運用するための文書を作成したり、実際に運用する人たちをトレーニングするためのカリキュラムを考えたりします。
ALOS ETS-VIII 運用サーバ: ALOSとETS-VIII用の地上システムの一部です。衛星の運用には多くのコンピューターで構成するシステムを使用します。
運用準備会のメンバーはシステム技術開発部、統合追跡ネットワーク技術部、衛星プロジェクト、EORC、事業推進部などから選ばれます。 運用準備会の下にはさらに以下のサブグループが作られ、それぞれ作業を進めていきます。

  • 運用手順管理委員会 (OPCB: Operation Procedure Control Board)
    - 運用方法の検討 / 運用に関わる文書計画
    - クリティカルフェーズ、定常フェーズの運用方法、体制の検討
    - 追跡管制隊各班の運用手順書の作成
  • インテグレーション管理委員会 (ICB: Integration Control Board)
    - 系間インテグレーション、適合性試験の計画検討、立案
    - 各試験のスケジュール管理
    - ソフトウェアのコンフィグレーション管理
  • 訓練・リハーサル管理委員会 (TRCB: Training and Rehearsal Control Board)
    - 各種訓練・リハーサルの検討、計画、実施及び報告
  • バス機器及びミッション機器チェックアウト管理委員会
    (BMCB: Bus and Mission equipment checkout Control Board)

    - バス機器及びミッション機器のチェックアウト時の体制、運用方法の検討と手順書の作成及び維持改訂

追跡管制隊

衛星の打ち上げが近くなってくると、運用準備会で検討したことを元に追跡管制隊が作られます。追跡管制隊は、JAXA内の多様な部署で通用仕事をしている者たちを集めて作った非定常的な組織です。 衛星の開発をした者や追跡管制を行う者はもちろん、普段は、直接衛星に関わらない者たちも追跡管制隊内の情報連絡や広報活動の担当として臨時的に参加します。

画像:追跡管制棟

追跡管制隊員は、運用準備会で作成した運用関連文書や訓練・リハーサルの準備資料を用いて、運用文書の維持管理、訓練・リハーサル、最終準備確認及び射場支援作業を行います。
追跡管制棟: 衛星の打ち上げ時からその寿命がつきるまで、常にこの追跡管制棟から衛星をコントロールしています。
ここで訓練を受けた人たちが実際に打ち上げられた後も運用作業を行います。追跡管制隊にはいくつもの班があり、それぞれの作業を担当します。以下に隊を構成する班を地球観測衛星の場合を例に紹介します。

  • 衛星班
    - 人工衛星の状態の確認、解析、評価及び予測などを行います。
    - 人工衛星や追跡管制システムの異常発生時の対策を行います。
    - テレメトリ・コマンド運用を行います。
  • 軌道力学班
    - 人工衛星の軌道決定や軌道予報値を作成・評価します。
    - 人工衛星の制御 (マヌーバ) 計画を立案します。
    - 制御実施後の状態の確認・解析・予測を行います。
  • ネットワーク管制班
    - 追跡管制網の運用計画の立案や推進を行います。 - 宇宙通信所における追跡管制データの伝送を行います。
  • 地球観測班
    - 衛星が取得したデータを処理して画像などに変換します。
    - データの解析と評価などを行います。
  • 企画管理班
    - 追跡管制隊業務の全体計画を把握して、タイムリーそして適正に作業が進んでいるかを管理したり、隊員の労働時間の管理などを行っています。
  • 情報伝達班
    - 追跡管制隊内の情報連絡を行ったり、メディアの方などに応対する広報活動を担当します。
  • 管理班
    - 追跡管制隊業務にかかる会計を担当したり、追跡設備の適正な運用のための管理を行います。

関連情報

本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
ページTOP