お知らせ
2023.10.30(月)
祖父江 真一 地球観測統括付技術領域上席のGISTDA Honorable Partnership Award 2023の受賞について
2023年10月25日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の祖父江真一博士(第一宇宙技術部門・地球観測統括付技術領域上席)は、タイ地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)より「GISTDA Honorable Partnership Award 2023」を受賞し、タイ・バンコクで開催中のThai Space Week 2023(於:シリキット女王国際会議場)において、日仏EUの在タイ大使館関係者や山川JAXA理事長などが臨席する中、授賞式が行われました。授賞式では、GISTDAのパコーン長官から祖父江博士に対して記念のトロフィーが贈呈されました。
「GISTDA Honorable Partnership Award 2023」は、GISTDAが今年初めて設置した賞であり、10年以上の長きに渡り、国際協力を通してタイに貢献した個人に贈られるものです。祖父江博士は、だいち1号(ALOS)及びだいち2号(ALOS-2)を用いた日タイの2国間協力並びにアジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の宇宙技術による環境監視(Space Applications for Environment, SAFE)イニシアチブ及び地球観測に関する政府間会合(GEO)等における多国間協力の活動を通して、タイの農業及び水資源管理等の社会課題の解決に向けた協力を主導してきました。
祖父江博士は、同賞の初の受賞者となりました。祖父江博士は授賞式において、これまで協力してきた日タイの研究者及び技術者等の名前を挙げながら「この受賞を、私を先導してきた日タイの先生方やJAXA、GISTDAの仲間たちと分かちあいたい。そして、この協力をAPRSAFや地球観測委員会(Committee on Earth Observation Satellites, CEOS)などで続けるとともに、日タイの次世代の担い手により継続・発展されると信じている」と述べました。
JAXAは、APRSAF及びCEOS等を通して、ALOS-2及びその後継機のだいち4号(ALOS-4)等、日本の地球観測衛星に加えて、2023年10月9日に打ち上げられたばかりのタイの地球観測衛星THEOS-2をはじめとしたアジア地域の衛星と連携し、森林・土地利用変化や水田の水位管理によるGHG排出量の把握等の衛星地球観測による気候変動対策への貢献を主導して参ります。また、JAXAがハブとなり運営する衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)に参画する日本企業とのパートナーシップにより、衛星地球観測の事業化及び社会実装を目指した共創にも取り組み、衛星地球観測が日タイ間をはじめ世界中の国や地域との間で社会課題解決及び社会経済発展に貢献することを目指して参ります。


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