宇宙航空研究開発機構

だいちから見た世界の都市

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リシャット構造 サハラの目(アフリカ)

イメージNo. D-2099
国名 モーリタニア
州・都市名
観測日
センサー名 AVNIR-2

直径は約50kmに及び、宇宙空間からでないと、その全容は掴めない。その形状から「アフリカの目」、「サハラの目」と呼ばれることもある。周囲はサハラ砂漠に囲まれ、標高100〜200mほどの高台の中に、窪地となったリシャット構造が存在する。構造内部は、同心円上に標高100mほどの山が幾重にも重なっている。発見当初は、隕石の衝突によるクレーターと思われていたが、調査の結果、特有の鉱物が存在しないこと、直径に比べて深さが浅いことなどから、これは否定されている。山を形成するのはカンブリア紀の固い岩石であり、長年の風化や浸食によって、柔らかい岩石部分が削られ、このような地形が形成されたとされる。環状となったのはドーム状の隆起運動のためと考えられる。

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だいちから見た世界の都市 リシャット構造 サハラの目(アフリカ):衛星画像

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衛星画像(ポスター仕上げ)

だいちから見た世界の都市 リシャット構造 サハラの目(アフリカ):衛星画像(ポスター仕上げ)

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