高精度測位システム(ASNAV)
開発メンバー
情熱を忘れない元運用者
小林 勇気
- 実証運用関連業務担当
ASNAVで最も面白いと思うところ
みちびきはコンステレーション衛星です。あるサービスを複数の衛星で提供するということなのですが、衛星数も多いですし、地上のサブシステムの種類も多いです。また、関わる機関や人も多いです。膨大な規模のシステムと人が集合して「準天頂衛星システム」が成り立っているため、10年この業界?にいるといろんな人と出会ったり、別れたり、思わぬところで再会したりします。JAXA・衛星製造メーカ・政府・運用事業者・地上システムベンダなど、それぞれが繋がってミッションを遂行するところにアツいものを感じます。
プロジェクト中、一番苦労したこと
運用調整(主にインタフェース)です。運用設計は基本的に地上システムの設計と並行して行われますが、地上システムが完成する段階で新たに判明する制約などがあり、なかなかウォーターフォールモデルの理想通りにはいかないのが現実です。ASNAVの「実証運用」は従来QZS-2、3、4、1Rの実用サービスとは異なり、技術開発のための完全新規運用であり、新規運用には想定外が付き物です。「システムの制限を運用でカバー」している運用者が筑波宇宙センターにいることを少しでも知っていただければ幸いです。
Project Member List