8の字と縁深い人間：8の字衛星に関わって8機、体重80kg、握力80kg、・・・

プロジェクトマネージャ

松本　暁洋

• プロジェクトマネージャ：チームの道案内役

ASNAVで最も面白いと思うところ

みちびきの信号は、ほぼすべての日本国民が、誰も意識しないままいつでもどこでも使っています。衛星が送信した電波を、ユーザが直接これだけ当たり前に使うのは、宇宙開発利用の事例として他にはありません。
社会インフラを作る一端を担い、また、その高度化に携わることに責任と同時に喜びも感じますが、さらに、高度化したメリットを自分自身も1ユーザとして享受できるというのは、なかなか他にはない面白い仕事だと思っています。

プロジェクト中、一番苦労したこと

幾度か大きな技術課題にプロジェクトの進行を阻まれ、トンネルの出口が見えなくなるような苦労を味わったことはありました。でも、それはどの衛星開発でも同じかもしれません。3機分の衛星搭載機器と複数の地上系機器を同時並行で開発したこともこのプロジェクトの特徴であり、そのマネジメントには苦労しましたが、逆に救われることもありました。これから実証運用の中で、期待される性能を発揮していくことが一番大変になるのかもしれません。