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このプロジェクトは宇宙から
地球表面の健康診断をしているようなもの

GCOMプロジェクトマネージャ中川 敬三

昨今、誰もが地球の気候が変化してきたように感じていらっしゃるのではないでしょうか。暖冬で雪が降らない年があったり、豪雪で生活に支障がでる年があったりします。 台風が多い年、少ない年、激しい集中豪雨のために洪水の被害が多い年があるかと思えば、少雨のために水道が断水になる年もあります。

最近報告されたIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)の4次レポートでも、確実に地球温暖化が進んでいることが報告されています。 気候変動の兆候は、短期間で見ても、短周期の変動に埋もれて把握することは困難であり、長期間継続して観察することが大切です。 GCOM(ジーコム)は、電波の周波数領域で観測する水循環変動観測衛星(GCOM-W)と赤外から可視・近紫外の光の波長領域で観測する気候変動観測衛星(GCOM-C)から構成されており、広い周波数領域で地球をモニタします。 また、GCOM-WとGCOM-Cという2種類の衛星を3世代継続して打ち上げることで、10年以上にわたる長期継続観測を実施する計画です。

このミッションは、常時、宇宙から地球表面の健康診断をしているようなものです。 まだ、現状は、「血圧」や「血糖値」といったパラメータを計測できるレベルで、それらのデータからどのような「病気」なのかを診断できるところまでは至っていません。 さらに長期間データを蓄積し、地上での実際のデータと比較するなどの地道な研究を続けることによって、症状を予測したり、改善したりすることが可能となります。 そして、われわれの住む地球の環境の悪化を防止し、改善していくような政策的決定ができる情報を提供できると信じています。

水循環変動観測衛星の1号機は、GCOMシリーズの先駆けとなる衛星ですから、必ず成功させたいと考えています。

プロフィール

画像:GCOM プロジェクトマネージャ 中川 敬三

中川 敬三(なかがわ・けいぞう)

大学、大学院で航空工学を学び、旧宇宙開発事業団に入社。その後、衛星開発一筋で、放送衛星、光衛星間通信実験衛星の開発を経て、現職

関連情報

過去のインタビュー一覧

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